日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

東京築地活版製造所の商標ピンマーク入り初号明朝活字――大中小3種の商標ピンマークのうち「小」のバリエーションは何種類だったか調べてみます

東京築地活版製造所が鋳造した初号活字に見える商標 2024年春に「築地初号フェイスの東京築地活版製造所製初号ボディ活字・42ptボディ活字と15mmボディ規格による錯乱の跡」を記した頃にはまだ16本しか手元に無かった東京築地活版製造所のピンマーク入り初号…

大阪活版製造所の「鉛版及活字」「活版印刷機械」登録商標/弘道軒の「活字版」登録商標/東京築地活版製造所の「活版」「活字」登録商標

大阪活版製造所の「鉛版及活字」登録商標 大阪活版製造所の「鉛版及活字」登録商標(第95号)は、板倉雅宣『活字東へ』(朗文堂「ヴィネット07」、2002)表紙のモチーフになっている形のマークです。Vignette 07(2002 December)作者:板倉 雅宣朗文堂Amazon元…

明治3年11月・12月に大坂の本屋仲間として「活字板之義」に取り組んだ「小七」「藤野」「姫弥」が何者であるかどうすれば判るでしょう

2025年11月29日付の「大阪活版所(大坂活判所)明治3年「5月開業」説の根拠と予想した五代友厚関係文書「借用証書 本木昌造代小幡正蔵・酒井三造」を大阪企業家ミュージアムからPDFでご提供いただき別の資料と2つ併せて5月開業説なのだと判った話」に記した…

#ndldigital コレクションで公開されている大正10年から昭和20年までの入稿原稿類(2018年1月作成の故twitterモーメント)

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://x.co…

弘南堂書店から出ている「自筆原稿」類の「自筆」じゃない部分の見どころ覚書(2018年1月作成の故twitterモーメント)

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://x.co…

昭和戦前期『改造』の割り切れない行長について(2018年1月作成の故twitterモーメント)

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://t.co…

京都学派アーカイブで公開されている西田幾多郎史料(入稿原稿に記された組方指示)に関する「日本語マイクロ・タイポグラフィの精神史」覚書(2018年1月作成の故twitterモーメント)

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://twit…

日本語マイクロ・タイポグラフィの実践者としての編集者と組版者の働きを「入稿原稿」の「組方指定」と刊本から読み取る(2018年1月作成の故twitterモーメント)

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://twit…

文藝春秋の入稿原稿(石原慎太郎「太陽の季節」・遠藤周作「一盃綺言」)の組方指定に記される、凸版印刷「新8ポ」明朝活字指定について(2018年1月作成の故twitterモーメント)

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://twit…

東京芸術大学の旧総合芸術アーカイブセンターウェブサイトで公開されている山田耕筰『若き日の狂詩曲』入稿原稿について(2018年1月作成の故twitterモーメント)

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://twit…

近代書誌・近代画像データベースで公開されている、主に堺市所蔵・鞍馬寺所蔵、与謝野晶子自筆資料等の「組方指定」等について(2018年1月作成の故twitterモーメント))

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://twit…

横浜近代文学館Web版夏目漱石デジタル文学館でウェブ資源化された「入稿原稿」に見られる「組方指定」「文選工署名」等のこと(2018年1月作成の故twitterモーメント)

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://twit…

主に早稲田古典籍DBでウェブ資源化された「入稿原稿」と、そこに見られる「組方指定」「文選工署名」「媒体スタンプ」等のこと(2018年1月作成の故twitterモーメント)

旧twitterがXになり、「モーメント(Moments)」機能でまとめたメモの閲覧もできなくなってしまったのが自分にとって想像以上に不便である――twilogのキーワード検索では「流れ」や「塊」がうまく拾い出せなかったりする――ので、標記モーメント(https://twit…

『聚珍録』第一篇の図1-93の典拠が国会図書館所蔵資料で間違いなかった(現時点の表題は「[諸神御影]」)と判った大晦日

私の記憶が確かならば、4年ぶりに「府川充男撰輯『聚珍録』(三省堂、2005)愛読者Wiki(暫定版)」の進捗に関する話題。2022年1月1日付の「『聚珍録』第一篇に出てくる伴源平『魚名づくし半口合』が伴源平『浪速みやげ』中の一項目だったと判った正月」に記…

文化11年(1814)『和蘭文字早読伝授』に見える「明朝様」ほか和洋の印刷文字書体についての解説文が面白かったので翻刻しているうちに活字(うへじ)と活字(くわつじ)の端境期に出会った話

現代の日本で「明朝体」と呼ばれ、中国で「宋体」と呼ばれるこの字様・書体の印刷文字は、日本で、いつごろから、どのようにして、「明朝」と呼ばれるようになったのでしょうか。――という疑問について、ここ数年、幕末から元禄に向かって次のように遡ってき…

藩政時代の「大坂本屋仲間記録」に見える「植字(板)」と「活字(板)」の語

近世木活字時代の「活字」用例(https://uakira.hateblo.jp/entry/2022/04/05/172512#sec10)として。 植字(板) 寛政41792年10月8日「新靱町儒医近藤淳次与申者、植字板与申物を願出候」(出勤帳11番75丁〔第1巻404頁〕https://dl.ndl.go.jp/pid/12277…

大阪活版所(大坂活判所)開業準備時に書籍販売を任せようとしていた「秋田屋」はどの秋田屋か『大坂本屋仲間記録』に手がかりを探す

3年ほど前、明治期に「古印風」活字を生み出した活版製造周拡合資会社の周辺情報を調べていた際、大阪府立中之島図書館『大坂本屋仲間記録』第7巻(1985)に前田菊松や瀬戸清次郎、大阪国文社の開業登録が記録されていることに驚いたわけですが――そして『大…

大阪活版所(大坂活判所)明治3年「5月開業」説の根拠と予想した五代友厚関係文書「借用証書 本木昌造代小幡正蔵・酒井三造」を大阪企業家ミュージアムからPDFでご提供いただき別の資料と2つ併せて5月開業説なのだと判った話

先日の「大阪活版所(大坂活判所)が明治3年「5月に開業」したという説の根拠かもしれない五代友厚関係文書MFの複写が「破損・劣化」のため謝絶されてがっかりしている話」にて、本木昌造側から見た大阪活版所の開設時期が概ね明治3年「3月」とされている一…

誠貫堂活版製造所のピンマーク入り初号明朝活字

過日、名古屋の誠貫堂活版製造所が鋳造した初号明朝活字を入手していました。 誠貫堂活版製造所が鋳造した初号明朝活字(ピンマーク斜め方向)誠貫堂活版製造所が鋳造した初号明朝活字(ピンマーク正面)以前から「印刷業者名鑑」類や業界紙の広告から商標等…

朝日堂活版製造所の二重円型ピンマーク入り初号明朝活字

先日、大阪朝日堂活版製造所が鋳造した初号明朝活字を入手しました。 朝日堂が鋳造した「二重円型」ピンマーク入り初号明朝活字(ピンマーク斜め方向)「朝日堂活版製造所の朝日印ピンマークと㊹ピンマークが同じ面に刻印された初号フェイス42ptボディ活字」…

大阪青山進行堂の初号活字と一号活字・二号活字でピンマークのフォーマット類型を考える

2023年の記事「大阪青山進行堂のピンマーク6種と活字書体3種(付:青山督太郎の略歴と生没年――没年の典拠情報求む――)」の時点ではまだよく判っていなかった、青山進行堂が鋳造した初号活字に見られるピンマークのバリエーションが出揃ったのではないかとい…

大阪活版所(大坂活判所)が明治3年「5月に開業」したという説の根拠かもしれない五代友厚関係文書MFの複写が「破損・劣化」のため謝絶されてがっかりしている話

大坂の「活判所」が開設されたのは明治3年のいつ頃か 本木昌造が長崎で起こした活版印刷事業は、明治3年から5年にかけて、大阪、京都、横浜、東京と東漸し事業拠点を増やしていきます。最初期の伝記資料である「本木昌造君の行状」には、次のように書かれて…

宮澤賢治『春と修羅』初版本(関根書店、大正13〔1924〕)に見える版面の回転は2頁掛け印刷の痕跡ではないか

前々回の「#組版書誌 ノオト:宮澤賢治『春と修羅』初版本(関根書店、大正13〔1924〕)本文および本扉ならびに詩題の組み方について」を踏まえて前回、「宮澤賢治『春と修羅』初版本は活字組版を4頁掛にして「手刷の小さな機械」で刷ることができたか」を検…

宮澤賢治『春と修羅』初版本は活字組版を4頁掛にして「手刷の小さな機械」で刷ることができたか

さて、小倉豊文「『春と修羅』初版について」(宮沢賢治研究会編『四次元』昭和30年4月号〔第7巻第4号〕、復刻版:国書刊行会『宮沢賢治研究 四次元 第4冊』〔昭和57年〕)には、『春と修羅』初版本を手掛けた「地元花巻の印刷屋」のことが「田舎町の印刷屋…

#組版書誌 ノオト:宮澤賢治『春と修羅』初版本(関根書店、大正13〔1924〕)本文および本扉ならびに詩題の組み方について

先日の「宮澤賢治『春と修羅』初版(関根書店、大正13〔1924〕)各本の様々な込物飛び出し跡とTypographic errorなど」(2025/09/22)に記した通り、「宮澤賢治『春と修羅』初版本に使われている活字のうち盛岡の山口活版所から買い足されたものを想像する(…

モトヤ商店の㋲ピンマーク入り初号明朝活字と一号明朝活字

金属活字、写植、デジタルフォントと技術環境の変化に寄り添いながら和文活字書体を供給し続けてくれている株式会社モトヤ(https://www.motoyafont.jp/)は、昭和331958年に社名変更するまで、株式会社モトヤ商店という商号を掲げていました*1。株式会…

宮澤賢治『春と修羅』初版(関根書店、大正13〔1924〕)各本の様々な込物飛び出し跡とTypographic errorなど

先日の「宮澤賢治『春と修羅』初版本に使われている活字のうち盛岡の山口活版所から買い足されたものを想像する(前篇)――大正末の山口活版所の仮名活字はどのようなものだったか――」と「宮澤賢治『春と修羅』初版本に使われている活字のうち盛岡の山口活版…

〈『カムイ伝』の「印刷原版」〉としてネットオークションに出ていた例のブツは小島剛夕『秘剣影流し』(芳文社「長編コミック傑作集2」、1968.9)の亜鉛版だった模様

2025年8月29日付「〈『カムイ伝』の「印刷原版」〉としてネットオークションに出ていた小島剛夕『土忍記』亜鉛版の素性が知りたい話」に対して、『コミックmagazine』での初出掲載からほどなくして編まれた作家別(作品別)「長編コミック傑作集」の版なので…

盛功社吉田民助の特許である中空大型活字鋳造装置によって太平洋戦争期に鋳造されたものと思われる初号明朝活字

近畿地方のある印刷所さんに伝存していた1731本――このうち45%強が有徴ピンマーク入り――の初号明朝活字を3年がかりでお迎えさせていただいたのですが、最終便の中に1本、特殊な製法による活字が含まれていました。 中空ボディーの初号明朝活字「滅」脚部(斜…

〈『カムイ伝』の「印刷原版」〉としてネットオークションに出ていた小島剛夕『土忍記』亜鉛版の素性が知りたい話

新聞やマンガ雑誌の印刷というと、輪転機用の曲がった鉛版・亜鉛版を思い浮かべてしまうわけですが(「マンガ雑誌の樹脂版」(2010/10/29)・「マンガの印刷と樹脂版」(2012/04/17))、2022年第1四半期からヤフオクに出ていて9月末に落札された「島原新聞…