三谷幸吉が調査にあたった『本邦活版 開拓者の苦心』(原著:昭和九年、津田三省堂/再版:平成九年、ナプス)に収められた江川次之進の項を見ると、「明治十六年、総ての準備が整ったので、愈々活字の自家製造を開始すべく、日本橋区境町四番地に江川活版製…
先日も記した通り、江川行書活字を残した書家の久永其頴や江川活版製造所創業者江川次之進については、実に記録に乏しい。 江川活版については、これまで活字見本帳の類が全く知られておらず、江川行書を多用する印刷物についても『聚珍録』に大島寛治(大島…
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