実は昨年の初夏、字游工房の中野正太郎さんが「August Beyerhaus(美華書館二号活字の制作者)について」というnote記事を書かれた直後にお目にかかってサシで諸々お話しさせていただく機会に恵まれました。
当日伺った「現在進行中」の話題が、2024年8月に公開されたnote記事「美華書館3号活字・Marcellin Legrand・号数制の覚え書き」のうち、東京築地活版製造所の明治36年版『活版見本』原資料を見る前の段階の内容で、着眼点やアプローチの面白さに大きな刺激を受けました。
2025年4月22日から26日にコペンハーゲンで開催されていたATypI 2025の最終日に、中野さんによるpresentation「Unearthing Early Chinese Type in Europe: A Bridge Between East and West Through Modern Research Tools」があり、現地にいらした舟山貴士さんによるスナップショットを拝見した限り(https://x.com/mt_funa/status/1916098525122773146)、note記事を更に進展させた内容だったのかと思われ、舟山さん同様「これは日本で日本語でもやってほしい」と願わずにはいられません。