日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

盛功合資会社または合資会社盛功社活版製造部のものではないかと思われる「NAGOYA 青 SEIKOUSHA」ピンマーク入り初号明朝活字について

2023年12月の関西蚤の市で貴重なピンマーク入り活字を入手された書体賛歌さん(https://twitter.com/typeface_anthem/status/1730789514292101371)から、一部をお譲りいただきました。この場を借りて改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。今回…

三谷幸吉が最初に勤めた印刷所である福井の東洋印刷合資会社についての手がかりが掴めない話

2010年10月に「三谷幸吉が最初に勤めた福井の印刷所を推定する」作業をやってみた段階では三谷の著作『直ぐ役に立つ植字能率増進法』(1935、印刷改造社)に「最初に勤めた福井の印刷所」についての言及があるのではないかと考えていたものの見当たらず(201…

明治大正期北越の活版印刷事情について小泉發治(福井・金沢)にかかわることを調べ直してみたら金澤寶文堂の㋩ピンマークの思いがけない由来が見えてきた話

金沢「寶文堂活版製造所」製活字のピンマーク㋩は「ハ・ツ」の意匠だった模様 先週、2023年5月13日付の記事「金沢でピンマーク入り活字を鋳造販売していた宝文堂のことを #NDL全文検索 で調べてみて創業期には辿りつけないでいる話」へ、立野竜一氏からコメ…

『デザイン学研究特集号』30巻2号に「近代和文活字書体史・活字史から19世紀印刷文字史・グローバル活字史へ」という小文を書かせていただきました

2023年11月15日付で日本デザイン学会『デザイン学研究特集号』30巻2号(通巻108号)が発行されました。*1。 日本デザイン学会『デザイン学研究特集号』30巻2号(通巻108号)表紙(部分)副題が「タイポグラフィにおける書体 ―歴史・デザイン・使用の視点から…