2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧
徳永直『光をかかぐる人々』執筆時点の“浮世離れ派”の世情――日々敵機が上空を飛んでゐる頃に上野の帝国図書館や九段下の大橋図書館に通ってゐるやうな人々の様子――に触れる意味で、紅野敏郎『「學鐙」を読む』(asin:4841905162)の昭和10年代あたりを眺めてゐ…
誠文堂新光社『アイデア』誌に連載され後に『組版/タイポグラフィの廻廊』(asin:4834400980)に収録された、府川充男さんと小宮山博史さん、日下潤一さんの鼎談「仮名と書体を見る眼」の中で、進行役(たぶん編集部の中の人)からマンガのアンチゴチについて話…
旧正月に始めた徳永直『光をかかぐる人々』の青空文庫テキスト化作業は、河出書房初版(昭和18年発行)に基づく入力作業を終るところまで辿りついた。近々、京都府立図書館所蔵の第二版(昭和19年発行)に添えられてゐる正誤表のデータを反映させて、一段落とす…
あの庄司浅水が「本をつくるならば、いちどは、ぜひ、こんな装釘で、こんな造本で、自分の本もつくってみたいものだと、なんど思ったかしれない。」「こんど、その機を得て、本シリーズの中に、本書が加えられることになった。私にとって、こんなうれしいこ…
たぶんスガシカオと柴田ヨクサル双方のファンにとっては常識に属するんだらうけれども、ふと眺めた『ブルータス』663号中の“週刊ヤングブルータス”によって、エアマスター・マキへの坂本ジュリエッタの暑苦しい愛着(asin:9784592137849)がスガシカオのThank …
連休中、大澤弘之監修『新版日本ロケット物語』(asin:4416203055)と松岡久光『日本初のロケット戦闘機秋水』(asin:4895223922)ば借覧してゐた。 メッサーシュミットMe-163の技術資料ば命懸けで持ち帰る様だとかその後の苦心談は面白びっくりだども、己が欲し…
先日の高橋留美子の書体インタビューが己の妄想なのかどうか確認してみっぺと思ひ、「高橋留美子 画集」とか何とかで検索して見かけたファンサイト*1に感謝しつつ、これは間違ひなく当時読んだはずっていふ、『話せばわかるか 糸井重里対談集』(昭和58年、飛…
『日本研究』35号所収の合庭惇「明治初年活版印刷史断章」*1によると、William Gamble(ガンブル或はギャムブル又はギャンブル)の子孫の一人が2004年、アメリカ議会図書館にGambleの遺品を寄贈したのだといふ。 議会図書館のサイトのWilliam Gamble Collectio…
Windows 7 のRelease Candidateが出たので、IVSの件はどうなったべかとhttp://d.hatena.ne.jp/uakira/20090206ば眺めてみたんだども、7ベータの時と何かが変った気配は無い。 IMEパッドにも、何かが変った気配は無い。 未だにIVSを理解した自信は無ぇんだど…