正確には初荷ではなく昨年末に出荷されたものなんだども。
本日、Amazon.co.ukのマーケットプレイスからの買物がJapan Post経由で、また「日本の古本屋」経由で注文した札幌の古書店からの商品がクロネコメール便で、手元に届いた。
正月二日に個人宛の物流が機能してゐるとは、驚いた世の中になったものだ。
イギリスからの荷物は、http://d.hatena.ne.jp/uakira/20060927で言及されたJames Mosley『The Nymph and The Grot』。
Nymph and the Grot: The Revival of the Sanserif Letter
- 作者: James Mosley
- 出版社/メーカー: European Friends of the St Bride Printing Library
- 発売日: 1999/01
- メディア: ハードカバー
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早速件の頁ば眺めると、サンセリフ書体とスラブセリフ書体について、イギリス、フランス、ドイツの代表的活字鋳造者が1800年代の各々のカタログ上で何と呼称してゐたかのリストが記されてゐるのだった。
と、それはさておき。
仕事納めに仕事始め、(大)納会に(大)発会など、一年の締めくくりと一年の始めが対になっている語句群があるわけなんだども、初荷に対応するだらう「末荷」とか「締荷」とかいふ類の語が見当たらねぇのは何故だらう。
残り物には福があると称しつつも「最後の荷物」といふのが世間一般には好まれないといふことか。あるひは、“去年のものを今年買う”といふことに、とりわけ生鮮物などにおいて抵抗感が強い故か。