日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

HTML5のdir attributeにverticalな値は不要だらうか

己の見間違ひでなければ、HTML5の最新のeditor's draftは2010年2月4日付で直前のものは2009年8月25日付だと書かれてゐるんだども、一昨日の「最新版」は2010年1月31日付だった。
相変らずruby elementがspecに含まれてゐることについては編者に感謝を捧げたい己なんだども、ogwataさんのアンテナ経由で、HTML5によってflash不要になりつつある話を見るにつけ――

――ひとつ思ったことが。
スレートPCの大本命「iPad」が「電子出版」の非常に魅力的なデバイスとしても登場してきた現在、ruby moduleがCSS3 specからHTML5 specに取り込まれたやうに、CSS3 Text Layoutからvertical textに係る内容をHTML5に取り込んでもらった方が、SafariChromeなどWebkit系ブラウザで確実に縦書きしてもらへて、GoogleAppleも、出版社も読者も、みんなが幸せになれるんぢゃなからうか。と。
仕様の一貫性とか美醜とかは、この際忘れるべし。
己が欲しいのは、縦書きウェブっていふ結果。

そんなわけで、CSS3のプロパティは忘れて、tb-rl (上から下への縦書きで右から左に行が進む)とtb-lr (上から下への縦書きで左から右に行が進む)といふ2つの値をHTML5のdir属性に追加しれ〜〜〜と念じてみるテスト。
http://twitter.com/uakira2

あちこちでiPadへの熱烈な期待を込めた文を見てゐて、やっとこさ、HTML5のeditorがGoogleのHicksonとAppleHyattだといふことの意味が、ちょっと判ったやうな気になってゐる己。