昨年暮れは『デザインの現場』2004年10月号を眺めながら、サントリー新モルツ4種を飲み比べ、俺ァつくづく書体の味はひも4水系の違ひも判んねぇんだなぁと思ったものだった。
年末年始は、『聚珍録』が忙しくてセミナーの企画が流れちまったんだべなぁと思ひながら『ユリイカ』2003年9月号を眺め返しつつ、『GS』やら何やらの手放した雑誌や本を懐かしみ、俺ァ存外80年代の直撃を受けてゐたのかもしれねぇぞと思ったものだった。
2月には、そろそろ店頭から消えつつある『アイデア』309号を見ながら、http://www.typeproject.com/archives/future.htmlとhttp://www.kt.rim.or.jp/~tyamamot/betterorworse.htmlを眺め、俺ァ呑みながらクリティークの言葉遣いで喋るなんてこたぁ出来ねぇなぁと思ったものだった。
さて、これはエイプリルフールでは無ぇんだけっども、編集部の中の人によると、10日頃に発売となる『アイデア』310号《特集「日本のタイポグラフィ1995-2005」》は、かういふ内容になるといふ。
秋山伸，味岡伸太郎，東幸央，有山達也，海野幸裕，太田徹也，緒方修一，葛西薫，勝井三雄，木村裕治，日下潤一，工藤強勝，クラフト・エヴィング商會，桑畑吉伸，小泉均，近藤一弥，斉藤昭（Veia），坂野公一，佐藤淳，佐藤直樹，澤地真由美，清水正己，白井敬尚，杉浦康平，杉下城司，鈴木一誌，祖父江慎，立花文穂，戸田ツトム，中垣信夫，中島英樹，仲條正義，永原康史，新島実，服部一成，原研哉，羽良多平吉，フィッシュデザイン，府川充男， Fragment，HOLON，松田行正，間村俊一，三木健，道吉剛，ミルキィ・イソベ，向井裕一，宗利淳一，望月玲子（新潮社装幀室），森大志郎，矢萩喜從郎，山口信博，山田英春
どんな気分にさせらてしまふのか、俺ァおっかねぐなって、しばらく本屋に近寄らねぇでおくべと思ったものですよ。慶弔事が重なっちまって『聚珍録』貯金がぜんぜん貯まんねぇし。
