近デジを歩き廻ってて、「二号の漢字と和様を主として一冊全てを組み上げた書物は極めて稀」(『聚珍録』第三篇二三頁、その稀少例である山口県聚珍堂版『培養秘録』の解説)であるところの未発見用例と思しき、 頴川藤左衛門『からのはうた』第一号にぶつかった。
序文が和様四号で、本文が和様二号。
http://kindai.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856911/5
残念ながら、長崎県立図書館の横断検索でも、Webcatplusでも、『からのはうた』は第一号以外に見つかる資料は無く、また頴川源三郎や頴川藤左衛門に関係する資料もこれのみ。
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関連：
一冊まるごと和様ニ号の稀少例『教会撮要』
和様二号平仮名の「ほぼ全容」
「活版製造所」の『貮號活字總數目録』
東京築地二丁目「活版製造所」M15『貮號活字總數目録 全』
