日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

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ついうっかり、何の準備もないまま、財団法人斎藤報恩会の自然史博物館で開催されてゐる「人体の不思議展」に出かけてしまった。
http://www.saitoho-on.com/page_1.html
http://www.jintai.co.jp/
昨年来、友人の死去や同僚の死産、あるひは自身のCTスキャンや息子の腎シンチ検査など、生体や死体に縁があったためだべか、内視鏡検査を受けた(ついでに胃のポリープを取られた)病院の待合室に置いてあったチラシに誘はれてしまったんだっけ。
頭部を左右方向にスライスした標本(最前面は故人の顔)には、思はず合掌してしまったし、8ヶ月だの10ヶ月!!だのといふ胎児をじっくり眺める勇気は無がったども、標本がアジア人ばかりだってことと布施英利本で見知ったプラスティネーション標本の印象よりも粗雑な感じを受けたことが心に引っかかった状態で会場を後にした。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-url/index%3Dbooks-jp%26field-author%3D%E8%8B%B1%E5%88%A9%2C%20%E5%B8%83%E6%96%BD/250-6741947-4636239
この「催し物」には、せめて下記のページを心に留めてから行くべきだったと帰宅後のネットサーフィンで知ったんだけっども、後の祭りでありますよ。
http://d.hatena.ne.jp/hagex/20060601
http://med-legend.com/mt/archives/2004/02/post_193.html
あの10ヶ月!!の胎児、体つきはアジア人だったが赤毛だったおかげで何とか平静を装った己だったんだども、実は彼女も中国人で、標本化過程で毛髪が脱色されただけなんだべか。あの体つき・顔つきで黒髪だったら…、己は正視できなかったに違ひねぇ。
それはさうと、オリジナル技術の開発者であるハーゲンス博士の実父は元ナチSSだといふ。
http://service.spiegel.de/cache/international/0,1518,344539,00.html
さういふ人物がポーランドに死体加工工場を作らうってふのは、元七三一部隊員の息子が中国にバイオ工場を作らうとすっとか、広島や長崎に米国産技術で原発を作るとか、さういふ感覚のインパクトがあるんだべなぁと思ったことだった。