日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

チョー特急キョー特急

満四歳となったウチの野郎ッコなんだども。
近頃巷で「大盛り」「特盛り」の上を「メガ盛り」などと表現している状況に類似すると言へば類似し、数量がとても大きいことを指すのが万億兆京の「キョー」だといふ理解をしはじめたかもしれず。
ある日野郎ッコの頭の中を電車が走ってゐる時の会話。
子「停止は?」
己「ストップ、止まれ、動きません」
子「急ぐと?」
己「早い、ガタンゴトンガタン」(2秒で3回くらい)
子「特急は?」
己「特別急ぎ、すごく早い、ガタンゴトンガタン、ガタンゴトンガタン」(1秒で3回くらい)
子「チョー特急は?」
己「ものすごーく早い、とーっても早い、ビューーーーーン」
子「キョー特急は?」
己「そんなのありません」
野郎ッコの頭の中に「一十百千万オクチョーキョー」といふ音と「チョートッキュー」といふ音が住み着いたらしく、「チョートッキュー」より早さの度合ひが大きい「キョートッキュー」といふスペシャルな電車が走って欲しい模様。
小急ぎで「超」「特」「急」の漢字ば教へてしまはねばと思った己なんだども、「特」は「特に」「特別」など日常目にする語があり、「急」も「急ぐ」「急ブレーキ」といった日常語がある一方、「超」は何か日常語になってっぺかと思案。
ニュースで触れる可能性がある超伝導や超臨界なんて幼児向けどころか大人向けにも正しく説明する自信は無ぇ。超電磁ヨーヨーは無茶だし、“ロック”や“バビル2世”、“あ〜る”も無意味。などとお莫迦な連想を展開しつつ「強力××」「超強力××」みたいなモノから説明してみるしかねぇかと超悩む己。何かいい「超」があったらお教へください。
……
いやいや待てよ、ひょっとしてウチの野郎ッコは「お約束」で「キョー」がつく言葉をしゃべってオトーサンに「そんなの無い」とか「ありません」とかツッコまれるのを楽しむ遊びをやってるのか!?
子「自動車1台は?」
己「1台」
子「少ない?」
己「少ない」
子「1000台は?」
己「多い、たくさん」
子「5キョー台は?」
己「多すぎ! 世界中合わせてもそんなにたくさんありません!」