日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

和咊㕿𠰓

ウチの野郎ッコは来週やっと三歳六ヶ月なので、指導要領が「扁旁冠脚」の理解を期待する小学校三四年生になるまではまだだいぶ時間があるんだども。
それでも牛乳の1リッター紙パックに刷られた文字に強い興味を寄せてゐて、「生乳」を「ぎゅうにゅう」と一旦読んだ直後に「あれ、違うなぁ」みたいな遊びをやってるとこば見っと、幼稚園児のうちに『漢字博士No.1』(asin:B00031XKOY)みたいなものを与えてみたくなってしまふ馬鹿親の己だ。
かういった、「扁」「旁」が分合活字風に組み合はせ可能になってるカードば使って作れる教育漢字の異構字といふと、小池和夫『異体字の世界』(isbn:9784309408576)pp.88-92の「第四水準の人名異体字」で言及さってだ[口禾](咊、U+548A、2面3区76点、「和」の本字)と[火禾](秌、U+79CC、2面82区81点、「秋」の本字)くらいなもんだべか。
てな妄想をしつつUnihan Databaseば眺めてて、「和」の異体字(異構字)に、[口+禾]の他、[禾/口](㕿、U+357F)と[口/禾](𠰓、U+20C13)が揃ってゐるのを知った。こいつら、各々どんな字? 何て字?