日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

『光をかかぐる人々』「サツマ辭書」の章終り

徳永直『光をかかぐる人々』、本日第三節を航海し、いや公開し、第二章「サツマ辭書」を卒へる。
http://d.hatena.ne.jp/HikariwokakaguruHitobito/
己は現在たぶん過集中の状態にあり、上記を入力者校正しつつ入力作業は第四章「よせくる波」。このあたりまで、片塩二朗『活字に憑かれた男たち』の他、西野嘉章編『歴史の文字―記載・活字・活版』、印刷史研究会編『本と活字の歴史事典』など併読すると止まらない。

活字に憑かれた男たち

活字に憑かれた男たち

本と活字の歴史事典

本と活字の歴史事典

例のH君が出てくる第一章第三節冒頭で触れられてゐる徳永の「私がいつか書いた印刷文獻に關する隨筆」といふのがどんなものだったのか、『人物書誌大系1、徳永直』をば借覧しよーと県立図書館へ行くつもりが、館内整理の特別休館期間であるため延期。さういへば先日OPACに繋がらなかった福岡県立図書館も特別休館期間だったらしく、今は繋がるよーになってて、『光をかかぐる人々』を所蔵してないことが判明した。第一章「日本の活字」第二章「サツマ辭書」執筆中の徳永の雰囲気に浸る意味で市民図書館から大村彦次郎『ある文藝編集者の一生』や日本図書センター『作家の自伝68 徳永直』など借り出してきたが、あっといふ間に読んでしまふ。ホントに読んでるのか己。読んだ夢でも見てるんぢゃないか?
『ある文藝編集者の一生』には徳永がほとんど全く出てこなかったと思ふけど、出てこないって認識でいいんですよね?
ある文芸編集者の一生

ある文芸編集者の一生

ああそれにしても、“自伝68”に新字新仮名で収録の「文学的自叙伝」、初出の『新潮』第三十四年九号(昭和十二年九月一日発行、一七四〜一八一頁)ば探し出してきて、是非旧字旧仮名で入力公開したいよなぁ。