日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

『光をかかぐる人々』「長崎と通詞」「よせくる波」の校正終

徳永直『光をかかぐる人々』、第三章「長崎と通詞」、第四章「よせくる波」の校正を、引き続きしださんが手がけてくださった。
http://d.hatena.ne.jp/HikariwokakaguruHitobito/
しださんは、上記校正と並行して現代仮名遣ひ版を作成しT-Timeファイルとして配布するといふ試みを始められた模様。
http://www33.atwiki.jp/asterisk99/pages/105.html
素晴らしい!!
このあたりの章は、先日記したあれこれの他、西尾幹二『地球日本史』シリーズ(1、2、3)や、小学館の『日本の歴史』シリーズ(九「鎖国という外交」、十「徳川の国家デザイン」、十一「徳川社会のゆらぎ」、十二「開国への道」)、講談社の『日本の歴史』第20巻「維新の構想と展開」、中央公論『日本の近代』15「新技術の社会史」など読み始めると、止まらない。

地球日本史〈1〉日本とヨーロッパの同時勃興 (扶桑社文庫)

地球日本史〈1〉日本とヨーロッパの同時勃興 (扶桑社文庫)

地球日本史〈2〉鎖国は本当にあったのか (扶桑社文庫)

地球日本史〈2〉鎖国は本当にあったのか (扶桑社文庫)

「鎖国」という外交 (全集 日本の歴史 9)

「鎖国」という外交 (全集 日本の歴史 9)

徳川の国家デザイン (全集 日本の歴史 10)

徳川の国家デザイン (全集 日本の歴史 10)

徳川社会のゆらぎ (全集 日本の歴史 11)

徳川社会のゆらぎ (全集 日本の歴史 11)

開国への道 (全集 日本の歴史 12)

開国への道 (全集 日本の歴史 12)

維新の構想と展開 (日本の歴史)

維新の構想と展開 (日本の歴史)

日本の近代 15 新技術の社会誌

日本の近代 15 新技術の社会誌

某図書館へ出かける際、ふと思ひ出して車中の友とした紅野謙介『書物の近代』は、第六章「活字の氾濫、メディアの闘争」(徳永を扱った章)まで読み終え、第七章「書物の知恵の輪」に入るところで休憩中。
書物の近代―メディアの文学史 (ちくま学芸文庫)

書物の近代―メディアの文学史 (ちくま学芸文庫)

さうだ、往時の雰囲気を知るには小尾俊人だ、と思ひ返し、『本は生まれる。そして、それから』を市民図書館より借覧。
本は生まれる。そして、それから

本は生まれる。そして、それから

戦前や戦中にも検閲はあったが、占領下の日本でも、「奴隷の言葉」を吐かねばらなない場合があったのだ――といふことを、ともすると己は忘れがち。
以上は最近つきあった本。
で、近々津田孝『民主主義文学とはなにか 文学運動と作家・作品論』ば借覧すっぺと心覚え。