日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

小書きのヒと濁点つきカタカナ井

安岡センセイがスラドに小書きヒの件を記しておいでなんだども。
http://slashdot.jp/~yasuoka/journal/481747
スラドのログインユーザでないとコメントが書けない仕様になってるんで、自分の日記さ書いておく。
1908年春陽堂版の夏目漱石『野分』463頁にある「フヒジアス式」の「ヒ」が本文五号に対して七号格だって話なんだども、462頁にある「濁点つきカタカナ井」のことが激しく気になって仕方がない己。
http://kindai.ndl.go.jp/BIImgFrame.php?JP_NUM=41021650&VOL_NUM=00000&KOMA=237&ITYPE=0
変体仮名を符号化しない/できない理由に草書漢字との区別が困難といふ説があったかと思ふんだども、濁点がつき得るのは仮名ってことでいいんぢゃないの? といふのは浅はかですか?
濁点や半濁点を基準にすると「井」は救はれ得ても「子」が仲間はずれになっちゃいそーだから、浅はかですね。