三歳一ヶ月のウチの野郎ッ子、ここ数ヶ月、看板だのスーパーのレジ係員の名札だの、目に入る平仮名文字列はすべて読みつくさうとしてゐるんだども。
先週あたりから、ひらがな積み木ば組み合はせて「お」「か」「あ」「さ」「ん」だの何だのといった「自分が認知してゐる語を成す文字列」ば作り出す遊びに取り掛かりはじめた。
とはいへ、「るけ」やら「ちきこさた」やら、でたらめな文字列ば作って読み上げる遊びも継続してゐる。
さうした遊びの中で、以前気づいた「右から左への横書き」の他、「下から上への縦書き」の並びが多いことに気づいた。もっともこれは「下から上」ではなく「手前から奥」、つまり右利きのフォアハンドストロークである「右から左」と同様に、「読み手の自分にとって自然な進行方向」なのだらう。
