ずいぶん前の話なんだけっど、『明治31年築地体後期五号仮名のはじまり』をパブリッシュした後、大学図書館やら県立図書館やらのWebOPACを漁ってゐる中で、武蔵野美術大学 美術館・図書館の所蔵資料の中に東京築地活版製造所が明治31年に出した『五号明朝活字総数見本』があると判ったんで、閲覧か複写をお願いできねぇべかと尋ねてみたんだけっども、古い資料なんでどっちも出来ねぇと断らったことがあった。
大日本スクリーンの「タイポグラフィの世界 書体編」第6回でも言及していただいた通り、明治31年の五号明朝活字総数見本ってのは築地五号の前期後期の画期なんだかもしんねぇホントに重要な資料である可能性が高いんで、さういふ資料がソコにあるってことと自分にはアクセスできねがったってことを誰にも言はねえでゐることをちょごっと後悔してゐるので、今頃になって日記さこっそり書いておく。
そこにあるはずの平仮名が、前期五号なんだか後期五号なんだか、見知ることができた方、どうか結果をお教へください。
