日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

バカボンフォントとロボコンフォント

先日「Mさんに唆されて振り返り中」と記してゐだったマンガタイポグラフィの話、2009年8月10日発売の『アイデア』336号(2009年9月号)に載りましたよ皆さん!!!

idea ( アイデア ) 2009年 09月号 [雑誌]

idea ( アイデア ) 2009年 09月号 [雑誌]

マンガタイポグラフィって題目から外れてっかもしゃねって観点と、手元にマトモな資料が残ってゐねがったっていふ理由で書けなかった話なんだども、古賀学さんが「バカボンフォント」「ロボコンフォント」を産んだ*11995年といふと、『アイデア』336号「「オタクのデザイン」探索会議」で、ばるぼらさんがとあるマンガをジャケ買ひしてしまはれたと仰ってる頃――、「カッコいいマンガ本がアリなんだ」といふか「マンガがカッコいい」といふか、さういふ気分が《マンガ文字をフォント(1バイト仮名フォント)にしちゃえ》っていふ行動を後押ししてたんぢゃないかと想像する己。
その痕跡が、MANIACKERS DESIGNさんの「Shotaro V3」なんかにもコダマしてゐる――と、己は見てゐたりする。
フロッケが爆発してた当時、赤塚、石ノ森と並んで手塚フォントも存在したんでねがったかと思ふんだども、記録が全く無く、記憶も定かで無ぇ。
資料と時間があれば、『アイデア』336号169ページと173ページの話は、マンガ家の描き文字の個性の話をしつつ、マンガ(作品および作者)に捧げられた1バイト仮名フォントにまで繋げたかったと残念がっておく。『アイデア』336号を通読してみて、今、ホントに、すごく、心残り。