日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

補助線はどこへ

ジュンク堂には無がったども丸善には在ったんで、府川充男『印刷史/タイポグラフィの視軸』を拝読。明治三十一年見本帖の件が「誌面逍遥 百年前の『印刷雑誌』」の注記に登場してましたよ。
前書きで府川さんが“補助線”と記しておいでの、《『聚珍録』刊行記念セミナーby鈴木広光さん》、その後どこかで講演録が公開されたりしてるんだべか。気になって気になって…。
それから、大谷秀映『The Helvetica Book』は、首都圏の大型書店だけでなく、仙台の丸善でも数日前から店頭に並んでたらしい。
ところで、実践社のサイトの『印刷史/タイポグラフィの視軸』紹介ページ、トップページからのフレーム表示を前提にした雛型を使ひ回してゐるみたいで、タイトルが奇妙なことになってますね。
なほ、bk1の内容紹介記事:


印刷史、和文タイポグラフィの入門書。明治初年以前の近代日本活字史、幕末から大正の新聞紙面と組版意匠の変遷などを解説。また、120年にわたる本邦の基本書体「築地体」の覆刻と飜刻によるフォントも収録。
――を見て、bk1で購入すれば通常店頭商品には附属してゐない覆刻・飜刻フォントが同梱されて来るかに思はれるのは、己の読み間違ひか、記事の書き間違ひですよね?