日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

朱奇齡『続文献通考補』の序文を見るため中国国家数字图书馆のユーザ登録を試み「馆际互借与文献传递服务平台」で挫折中

匠体字としての「宋字」の件で薛煕『明文在』の(錢大鏞らが記した)凡例について、史梅岑『中國印刷發展史』よりも丁寧に典拠資料にあたったものと思われる陳国慶著・沢谷昭次訳註『漢籍版本入門』(研文出版 研文選書19、1984)は、『明文在』凡例の話題に…

薛煕『明文在』の凡例に書かれた匠体字(木版職人の字様)としての「宋字」の話

史梅岑『中國印刷發展史』(臺灣商務印書館、1966)172頁「鉛字體形的流變」の項は、このような書き出しになっています。 鉛字體形,自發明至今日,變化亦多,益合適用。査中文鉛字,習用宋體。錢大鏞明文在凡例:「古書俱係能書之士,各隨其字體書之,無所…