運転席側の窓を全開にした銀色のランサーワゴンが、過大なボリュームの音楽を撒き散らしながら、歩道で信号待ちをする己のやや後方に停車した。 歌詞は正にサビの部分だったらしく、「突っ走るだけ 一億の夜を越えて」と小田和正が唄ってゐるのが多分半径100…
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