造船技術者としての本木昌造の姿をのこしたものと見られる資料が、長崎県の「日蘭関係資料」の古文書の項目に見られる。
長崎市立博物館所蔵の『本木先生手稿螺状蒸気器械』(和紙墨書、18.8×12.5cm、3冊)と、『本木先生手稿海軍蒸気機械学』(和罫紙墨書、5冊製本)がそれ。
大日本古文書が触れてゐる通詞としての本木昌造の仕事(和解)の一部も県立長崎図書館の所蔵資料の中に幾つか見つかる。
もちろん、この他、本木一族の様々な資料が多数含まれてゐる。
――といふやうなことに、中村士『江戸の天文学者星空を翔ける』ば眺めてゐて出てきた「本木蘭文」といふ語を調べてて気がついた。
江戸の天文学者 星空を翔ける ~‐幕府天文方、渋川春海から伊能忠敬まで‐ (知りたい!サイエンス)
- 作者: 中村士,四六
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