アンチゴチLOVEな己、最初期和文アンチック体活字について調べてたのと平行して、当然和文ゴシック体活字についても重大な関心を持ち続けてゐだった。
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昨年暮れに小宮山博史「和文活字書体史研究の現状と問題点」(『デザイン学研究』二〇一〇)を読むためにciniiの購読を登録した後、科研費による「和文ゴシック体創出の研究」が行はれてたのを同誌バックナンバーで読み、国内状況に関する調査が余りにもお粗末なことに様々な感慨ば持った。
年頭の予定を変更して、特に上記のような時期にそれなりに集中的に調べまくっていたのに未発表だった最初期和文ゴシック体活字に関する資料やそれに基づく自分の考へと、昨年末から今年にかけての追加調査によって新たに知り得た状況を、日本デザイン学会の投稿フォーマットに従ひ作文してみたんだども、結局投稿論文や研究ノートとして取りまとめるのを中止し、twitterでレポートすることにした。
二月末から何度か連続ツイートしてゐたもののうち、最初のやつを @KAN0U さんが下記togetterにまとめてくださり、以後私が追加編集した。
偶然或は必然の積み重ねで様々な方々にリアルタイムで絡んでいただき、自分が当初考へていた以上に面白い記録になったと思ふ。