日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『聚珍録』第一篇の図1-93の典拠が国会図書館所蔵資料で間違いなかった(現時点の表題は「[諸神御影]」)と判った大晦日

私の記憶が確かならば、4年ぶりに「府川充男撰輯『聚珍録』(三省堂、2005)愛読者Wiki(暫定版)」の進捗に関する話題。2022年1月1日付の「『聚珍録』第一篇に出てくる伴源平『魚名づくし半口合』が伴源平『浪速みやげ』中の一項目だったと判った正月」に記…

文化11年(1814)『和蘭文字早読伝授』に見える「明朝様」ほか和洋の印刷文字書体についての解説文が面白かったので翻刻しているうちに活字(うへじ)と活字(くわつじ)の端境期に出会った話

現代の日本で「明朝体」と呼ばれ、中国で「宋体」と呼ばれるこの字様・書体の印刷文字は、日本で、いつごろから、どのようにして、「明朝」と呼ばれるようになったのでしょうか。――という疑問について、ここ数年、幕末から元禄に向かって次のように遡ってき…

藩政時代の「大坂本屋仲間記録」に見える「植字(板)」と「活字(板)」の語

近世木活字時代の「活字」用例(https://uakira.hateblo.jp/entry/2022/04/05/172512#sec10)として。 植字(板) 寛政41792年10月8日「新靱町儒医近藤淳次与申者、植字板与申物を願出候」(出勤帳11番75丁〔第1巻404頁〕https://dl.ndl.go.jp/pid/12277…

大阪活版所(大坂活判所)開業準備時に書籍販売を任せようとしていた「秋田屋」はどの秋田屋か『大坂本屋仲間記録』に手がかりを探す

3年ほど前、明治期に「古印風」活字を生み出した活版製造周拡合資会社の周辺情報を調べていた際、大阪府立中之島図書館『大坂本屋仲間記録』第7巻(1985)に前田菊松や瀬戸清次郎、大阪国文社の開業登録が記録されていることに驚いたわけですが――そして『大…