日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

千無量大数の十倍以上の数

四歳五ヶ月のウチの野郎ッコ、『にほんごであそぼ』で放映されった「いち じゅう ひゃく せん」の歌ば聴いて覚えたらしく、「なゆたってなーに?」とか「ふかしぎって?」「むりょうたいすうは?」とか、大数について己さ尋ねてくる。 その都度「すごくたくさん…

おとうち×さんへ

満四歳五ヶ月の野郎ッコなんだども。 「お父さん」と書かうとして、どうしても「お尣さん」(U+5C23)になってしまひ、自分でも何かが違ふことが判って「あれれ、おとうさんってどうだっけ」とオトーサンの己さ尋ねてくる。 鉛筆を持つ野郎ッコさ手を添えて「…

地震と携帯電話

通勤途上で異様な地鳴りを耳にし、爆弾を用ゐたビル解体工事でも始まったのかと思ったら、直後の大きな揺れによって地震であることが判明した。 今度こそ宮城沖地震かと思ひつつ携帯電話のワンセグでNHK総合を確認すると、岩手・宮城県境あたりの内陸部が震…

野郎ッコの「大」「小」

年中さんになった頃から自分のことを「おれ」と言う、もうじき満四歳五ヶ月となるウチの野郎ッコなんだども。 「オトーサン、おれ“大きい”と“小さい”書けるんだよ」と言ひながら書き付ける図形ば眺めてゐると、「ハ」を書いてから「亅」の順で「小」を書き、…

川勝五郎右衛門版の小児療治調法記

『重宝記資料集成』第二十三巻(isbn:465303902x)に収録されてゐる養拙斎退春『小児療治調法記』さ、書林川勝氏の企画で本書が成ったといふ旨の叙文がある(“集成”の編者長友千代治の解説によると、書林川勝氏は元禄十五年頃までの京都の枡屋五郎右衛門の称と…