Mac mini early 2009に64ビット版Windows 10(Technical Preview Build 9926)をインストールした話をメモしておく。
いくつか前提がある。
- 昨年6月頃に自己責任でMac mini early 2009のメモリを8GBに増やし、Boot Camp環境を64ビット版Windows Vistaに変更してみていた(Boot Camp 3.0 → 3.3)。
- その後、MacOS X YosemiteでWindows用のドライブを初期化し、64ビット版Windows 7(SP1)をクリーンインストール(Boot Camp 4.0 → 4.0.4033)。
というわけで、比較的運用歴が浅いWindows 7(SP1)が稼働している状態で、この1月末から配布されている64ビット版Windows 10 Technical Preview(Build 9926)をMac mini early 2009にインストールしてみた。
ただそれだけで、Windows 8っぽいインストール画面が次々に流れていき、無事Windows 10(TP)環境に仕上がってしまった。
クリーンインストールではなくアップデートなので、従来インストールしていたアプリケーションは設定ごと引き継がれている(はず)。
少なくとも、メーラー、ウェブブラウザ、テキストエディタなど、ふだん触るようなものに特段の不具合は見つからない。というか、どれもレンダリング速度が体感上とても早くなっていて快適だ。Windows 8から採用されているモダンUIのノッペリした見た目には、Vistaを「速度優先」設定で使う以上の効果があるということか。
Internet Explorer 11がほんとに快適で、バージョンを見たら11.0.9800.0(Windows 7版は11.0.9600.17633)になっているのだけれど、これはWin8/8.1からこうなっているのか、レンダリングエンジンが変わったというWin10からなのか。
レンダリング速度が快適な割にダウンロードしたファイルのコピーやZIPの展開など変なところで思いのほか時間がかかるように感じるが、これは普段固定ディスクがSSDであるノートPCを使い慣れているせいで、HDDの機械はこんなものなのだろう。
毎月NDL書誌のダウンロードと分析を続けておいでの2sc1815jさんと違ってこのところ国デコもロクに覗いていないので、HarvestやBaseXの動作確認は、諸々余裕ができた頃に改めてやってみたい。
現時点で強いて言うなら、デフォルトではアプリケーションウインドウのタイトル、タブ、メニューなどの文字が自分には小さすぎてイヤンな感じだったので、コントロールパネル > デスクトップのカスタマイズ > ディスプレイで「テキストサイズのみを変更する」ことにし、タイトルバーからヒントまで全て文字サイズ「9」だったのを「10」にして現在に至る。
OS X Yosemiteに対抗もしくは連携してWin10デフォルトの壁紙が雪山になっているんだけれど、これはいったいどこからどっち方面を見ている写真なのだろう。
最後にTechnical Previewっぽいことをひとこと。
上記「Internet Explorerのバージョン情報」画像はAlt + PrintScreenで取得したスクリーンショットをそのまま貼り付けているのだけれど、製品版では、内側の細線ギリギリにするか、前面ウインドウの周囲に背景がハッキリ見えている状態じゃなくてドロップシャドウ効果がかかってる状態で取得されて欲しい。
以下3月9日追記。
一晩おいて本日起動したら、MS IMEの挙動が不安定で、肝心なタイミングで使えないことが多かった(丸にバッテンの表示)。
やむなく再起動時に「ロールバック」を選び、Windows 7(SP1)で使い続けることにした(「重要な更新」にWin 10(TP)が出現するようになったので、選択して非表示扱いに)。
まあ、Mac mini early 2009に64ビット版Windows 10をインストールできる可能性があることが確かめられたので、良しとしよう。