日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

Mac mini early 2009で64ビット版Vista

Mac mini early 2009に64ビット版Windows Vistaをインストールした話をメモしておくのを忘れていた。
公式には最大4GBまでしかメモリを搭載できないということになっているMac mini early 2009なんだけれども、ファームウェアアップデートを経てPC3-8500の4GB二枚差しで8GBのメモリが使える場合があるということで、メモリを8GBに増やしてみた。2014年6月1日頃の話だ。OS X Snow Leopardは、無事8GBのメモリを認識してくれた。
実はその際、Boot Camp経由で使うWindowsも、国デコ書誌を扱うため、32ビット版Vistaから64ビット版Vistaに変更してみていた。



64ビット版のインストールにはタケシメモ「Windows 7 BetaにBoot Campインストール成功!」の記述が大いに参考になったのだけれど、一部読み替える必要があることを忘れていた。――ということを今回再インストールを試みた際に思い出したので、改めてメモしておく。
以下、言うまでもなく自己責任。

  • 公式には32ビット版WindowsしかサポートしないMac mini early 2009なので、Boot Campインストーラを細工する必要がある。
  • 雪豹のインストールディスクにあるBoot Camp(3.0)関連ファイル(Windowsで読める)をフォルダごと外部メディアにコピー。
  • インストーラの編集にはMSIエディタのOrcaを使う。
  • Orcaを起動し、『「Boot Camp > Drivers > Apple」の「BootCamp」を読み込む。「LaunchCondition」テーブルを削除して上書き保存。』ではなく、「BootCamp64」を読み込む(BootCampが32ビット版Windows対応のインストーラでBootCamp64が64ビット版対応のインストーラ)。
  • UAC(ユーザーアカウント制御)を無効(通知しない)に設定する』必要は無さそう。
  • 『「Boot Camp」フォルダの「setup」を起動し、インストール』ではなく、『「Boot Camp > Drivers > Apple」の「BootCamp64」を起動し、インストール』する。Orcaで編集したのはBootcamp64(64ビット版のインストーラ)なので。Setupは機種判定を実行しオッケーならインストーラを起動するというプログラムであるため、Setupでは弾かれる。



何しろBoot Campをインストールしなければ通信のドライバが無い状態なので、ネットにつながることもできない。無事ネットにつながったら、そこから百数十件というWindows Updateが待っているはずだ(一晩かかる)。
落ち着いた頃合に、Boot Camp自体もアップデートしよう(順番に実行する必要がある)。