日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

平成甲午/2014年のテーマ

明治廿年代というのが、江川行書や都村草書が登場してくる一方で、秀英舎が三号と四号を手始めに独自書体を打ち出していき、築地活版も後期四号をデビューさせるに至る、そんな時期だったため、より詳しく見ておきたいという希望は今でも持っているんだども。

今年は、美華書館の活字見本や先日久しぶりに見直した『日本の近代活字』(asin:494761370X)などのおかげで、「こういう着眼点で見直すべき」と思い知らされた明治初期案件――正確には明治三年から十二年あたり――に取り掛かるべきなんだろう。この年代なら、国会図書館デジタル化資料(⊃近代デジタルアーカイブ)で、排他検索が効かない現在のシステムでも全資料のリスト化が可能だし。

これは当面の課題と言っても、今年「の」テーマというよりは今年「から」しばらくのテーマということになるんだべな。

昨年は異常なペースで上京してしまったんだども、今年からは地味な生活に戻るので、『新製見本』全体の見直しが何時ごろ実行できるかは、全く見通しが立たない。