孫崎享『戦後史の正体』―
- 作者: 孫崎享
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 2012/07/24
- メディア: 単行本
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https://twitter.com/peergyntbot2/status/275405246371606529
これについては、「文字サイズや行間は、この手の論説本としては標準的、字間はベタ。小さいの狭いのというのは、いわゆるベストセラー本と比べての印象か」とするツイートも見かけたが、どのように標準的なのか、数字で比べてみよう。
https://twitter.com/koikekaisho/status/275425846746025986
孫崎『戦後史の正体』は、四六判本文13級ベタ43字詰18行(行送り21.5歯=行間8.5歯)で組まれているようである。
では、現在平台で同書と隣り合っているような類書と、見比べてみよう。
同じ秀英明朝を本文に採用している文春文庫版の内田樹『街場のアメリカ論』―
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/05/07
- メディア: 文庫
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光文社新書の内田樹『街場のメディア論』―
- 作者: 内田樹
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2010/08/17
- メディア: 新書
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内田関連で四六判の『この国はどこで間違えたのか』――の場合、これも本文13級でベタ43字詰17行(行送り23歯=行間10歯)で組まれているようで、なるほど『戦後史の正体』よりも1行少ない分行間が広い。
では逆に、ちくま新書になっている孫崎享『日本の国境問題』―
日本の国境問題 尖閣・竹島・北方領土 (ちくま新書 905)
- 作者: 孫崎享
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/05/11
- メディア: 単行本
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孫崎享『アメリカに潰された政治家たち』―
- 作者: 孫崎享
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/09/24
- メディア: 単行本
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近くに並ぶスカスカ本の最高位は吉本隆明『第二の敗戦期』―
- 作者: 吉本隆明
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2012/10/19
- メディア: 単行本
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S島など、似通ったテーマでもっとスカスカであろう本は、たぶん「ト」のコーナーになってしまうのだろう、近くには見当たらなかった。