日本電報通信社『世界文化』に連載された、徳永直の『光をかかぐる人々』続編なんだども。青空文庫に未登録のまま「あおぞラボ」化を続けてゐて、本日公開分が昭和24年1月号掲載分の第2節めにあたる。
http://d.hatena.ne.jp/HikariwokakaguruHitobito/20091103
過日「徳永直『「印刷文化」について』について」の記事中に記した、「己は、東北大学付属図書館、日本近代文学館、国会図書館憲政資料室(プランゲ文庫資料)でその連載内容に接し活字印刷文化史研究者の端くれとして驚嘆せずには居られなかった」といふ事実、日本語活字の歴史を追ひ続ける徳永がサミュエル・ダイアの存在に突き当たったことを記した劇的な回である。
以前から折に触れて、徳永の『光をかかぐる人々』増補版を出したいと記してきた己なんだども、実際に増補版を出すことができれば解説として機能し、出せていなくとも独立した記事として読み得る文章を綴り、「文字活字文化の灯」といふ名を与えっぺと決意。
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