日本語練習虫

旧はてなダイアリー「日本語練習中」〈http://d.hatena.ne.jp/uakira/〉のデータを引き継ぎ、書き足しています。

ページのドまんなかで愛を叫ばねぇよッ

Mさんに唆されて、過去三十余年のマンガタイポグラフィ研究(大袈裟)について、振り返ってみてゐる。短時間で仕上げる必要があるので、時々気絶しながら夜鍋。気絶寸前の、脳の奥深くが痺れてる感じがイカス。気絶中親切な小人が己の脳内を整理してくれてるみたいで、目が覚めると何かがスッキリして結構助かる。
ふと気がつくとなぜかコタツを挟んだオッサン二人が差し向かひで、マンガ書体見本帖の製作準備を始めてゐる。あのそのえーと、そんな見本帖、己、欲しいですけど今それどこぢゃないですヨ?
「愛のあるユニークで豊かな書体」ぢゃない例文にしたいけど「愛」は外したくないってことで、さしあたり「世界の中心でマンガ愛を叫ぶ」からブレスト。
「な」は絶対欲しい。――「世界のまんなかでマンガ愛を叫ぶ」
うーん、世界の…?――「頁のまんなかでマンガ愛を叫ぶ」
まんなかでマンガってのは語呂がいいんだか悪いんだか…――「頁のまんなかで愛を叫ぶ」
いやいや、両仮名とも必要でしょ――「ページのまんなかで愛を叫ぶ」
小書き仮名もあるといいかも――「ページのまんなかで愛を叫べッ」
うーん、もうひと声っ――「ペ、ページのまんなかで愛なんて叫ばないんだからねっ」
「な」多すぎ――「ページのドまんなかで愛を叫ばねぇよッ」←今このへん。